専業主婦だった私は、家でブログを始めてすぐに開業届を提出しました。
提出当時経験も収入も0。
それでも提出した理由は、以下の3つ。
- 開業したら開業届の提出が義務づけられている
- 保育園入園の際の就労証明になる
- 収入が増えたら税金面でメリットを受けられるようになる。
フリーランスとして保育園入園を検討している方はぜひ開業届提出を検討してみるといいですよ!
ここではブロガーやフリーランスの方が開業届を提出するメリットとデメリット、開業届の提出方法をご紹介致します。
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メリット
▲タップすると各項目に移動できます。
①青色申告ができるようになる
「開業届」と「青色申告承認申請書」の2つを提出することで、青色申告ができるようになります。
青色申告のメリット
・最大65万円の特別控除が受けられる(複式簿記の帳簿付けが必要)
・最大3年赤字の繰り越しができる
・家族に対する給料を経費にできる
②開業届が職業の証明になる
会社員やパートの場合には、社員証など職業の証明に使えるものを発行してもらえますが、フリーランスで働いている場合はそういうものがありません。ブロガーなどフリーランスなどで働く場合には開業届の控えが、職業の証明として使えますよ。
「開業届」を職業の証明として利用するメリット
・子供が保育園に入園する時に、働いている証明になる。
・給付金を受ける際に、働いている証明になる。
私は保育園に入園する際の職業証明として、開業届の控えを提出しました!
③「屋号」+「名前」名義の銀行口座の開設ができる
開業届を提出することで「屋号」を名義に入れた銀行口座を開設することができるようになります
「屋号」名義の銀行口座を作るメリット
・「屋号」を入れることで、個人で持っている口座と分けて管理できる。
・取引先の方から信頼を得やすい
④事務所の契約や融資の審査を受けられるようになる
事務所の契約や融資の審査には開業届が必要要件となっています。
⑤個人事業主となり自信が芽生える
これは私個人の意見ではありますが、開業届が受理されたことで「自分の会社を作った!」と自覚し、ブログを書くことに責任と自信を持てるようになりました。
ここ数年専業主婦をしており、仕事もせずに周囲から置いて行かれていかれているような気持ちになることが多かったです。
しかしながら開業届を出したことで「私は個人事業主になった」という自信が芽生え、もっと頑張ろうという気持ちになりました。
デメリット
①失業手当を受け取れなくなる可能性がある
開業届を提出すると、働いているという扱いとなるため失業手当支給の対象外になります。
ただし状況次第では失業手当を受け取れる可能性もあるため、気になる方はハローワークにご相談ください。
開業届を出す失業手当支給を受けられません。ただし例外もある為、失業手当を受給中、受給予定の方はハローワークに相談しましょう!
②開業届を出すと、扶養から外れる可能性がある
家族の扶養に入っている方が、開業届を提出すると扶養から外れてしまう可能性があります。
開業届を提出してもの家族の扶養に入れるかどうかは、加入している健康保険組合によります。
扶養に入っている方は、開業届を提出する前に必ず加入している健康保険組合に問い合わせしましょう!
開業届を出した場合の、各健康保険組合の扶養の取り扱いパターン
①収入が扶養の範囲内であれば、家族の扶養に入れる。(※経費を差し引いた収入)
②収入が扶養の範囲内であれば、家族の扶養に入れる。(※経費を含む収入)
③収入を問わず、開業届を出すと扶養を外れる。
収入0円でも、加入する健康保険組合によっては開業届を出しただけで扶養を外れる場合があります。
健康保険組合へ問い合わせの流れ
1.健康保険組合に電話
健康保険組合に電話をします。電話番号は、健康保険証の表・加入する健康保険組合のホームページに記載されています。
被扶養者の記号と番号を聞かれたので、お手元に健康保険証を置いて電話をかけるとよさそうですよ。
2.問い合わせ
「開業届を提出した場合の、扶養の条件を知りたくてお電話させていただきました。」
と問い合わせ。
現在の収入状況も聞かれたので、収入のある方は事前に確認しておくとスムーズです。
3.扶養の条件の確認
担当の方に扶養の条件について教えていただきます。
また扶養に入れるとした場合には、「経費」の取り扱いについても確認しておくのがおすすめ。
「収入」「収入から経費を差し引いた額」のどちらが扶養の範囲内であればいいのかついでに聞いておくと安心です。
家族の扶養に入っている場合には、開業届を出すだけで扶養を外れてしまうということもあります。開業届を出す前に必ず加入している健康保険組合に問い合わせをしましょう。
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開業届の提出方法
開業届を提出するには3つの方法があります。
- 税務署に行き直接申請する。
- e-taxでオンライン手続き
- 郵送
子供を連れて税務署で手続きをするのは大変そうだと感じたので、私の場合は郵送で開業届を提出しました。
e-taxで申請も試みたのですが、操作方法が私にとってはよくわからず断念してしまいました。
郵送での開業届の提出方法
ここでは私が実際に行った郵送での開業届の提出方法をご案内します。
開業届の郵送に必要なもの
・開業届2部
・マイナンバーカードのコピー(または通知カード+顔写真付きの身分証のコピー)
・郵送用封筒+切手
・返信用封筒+返信用の切手
・(任意)青色申告承認申請書など
必ずしも提出する必要はありませんが、開業届だけでなく青色申告承認申請書も合わせて送付するのがおすすめです。
▼書類は国税庁のHPから印刷できます。
記載して間違えた場合には、再度申請となり時間と郵送費が無駄になってしまいます。
心配な方は直接税務署に行くか、freee開業
登録から書類の作成まで無料で開業書類を作成できますよ。
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まとめ
・開業届は事業開始から1ヶ月以内に提出する必要がある。(ただし提出しなくても罰則はない)
・開業届を出したメリットは
- 青色申告ができる
- 「屋号」を銀行口座名義に記載して開設できる
- 事務所の契約や融資を受けられる
- 職業の証明ができる
- モチベーションが上がる
・失業手当を受け取る方は、開業届を提出することで失業手当を受け取れなくなる可能性があるのでハローワークに要確認。
・家族の扶養に入っている方は、開業届を提出することで家族の扶養を外れる可能性があるので、健康保険組合に要確認。
・開業届の申請は、①税務署で直接申請②e-tax③郵送の方法がある。書類の作成はfreee開業
未就学児の子育て中の方にとってメリットを感じることの1つは、「開業届」があることで保育園に入りやすくなることと、入園後の就労証明として使えることです。
事業が軌道に乗ってきたら、青色申告をすることで最大65万円の特別控除が受けられる点も大きなメリットですね。
開業届を提出したことで、自分自身がただの専業主婦ではなく「個人事業主」なんだという自覚が産まれた点でも提出してよかったなと思います。
開業届を出すことで発生するデメリットを把握し、メリットの方が大きいと思う方は開業届の提出をおすすめします。
これからご自宅でお仕事を頑張ろう!という方はできるだけ早めに開業届の提出を考えてみましょう!
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